ヘッドペンライトを自作する 残り物には福がある
みなさん快適で楽しい釣りをしていますか?
今回は夜釣りに必須のアイテム、ヘッドペンライトをつぎはぎで作る!といったお話。
釣りにはまって、とにかく竿を出したい、昼間にだって釣りたいしできる事なら夜だって!釣り好きならみんなそうですよね!
私もついさっき夜釣りに行ってきました。仕事が早く終わり夜に空き時間が出来た。夕まずめに間に合うぞ!ってことで行ってきたんです。めっちゃくちゃ寒かったですけどやっぱり最高に楽しかったです!でももしライトがなかったら・・・堤防沖向きの高くて狭い場所を歩くなんて怖くてできません。楽しく釣りをするには安全第一です!
夜の海ってろくに見えない
釣りを始めて、どっぷりはまってしまった人でも夜釣りはなかなか踏み出せない方も多いと思います。なぜ行かなかったのか、ぱっとは浮かんでこなかったんですけど突き詰めればこれが答えでした。「視界が悪いし危ないかな。手元見えないし釣りにならないんじゃないか。」
そうですよね。街中や飲み会後の夜の帰り道は街灯もあるし、暗くても道さえ見えれば大丈夫。だって【どこかに落ちる】危険なんてそうそうないですけら・・・でも海は違います。一歩足を踏み外せばそこは水です。とても楽しい半面、実際としてはとても危険でもあります。どれくらい見えないかというと部屋の電気を全て消してカーテンを開けてください。大体そのくらいの暗さです。その状態で横は手すりも何もない堤防です。常夜灯から離れた場所なんてもっと暗いですね。仕掛けを作ろうにも手元が見えず鈎を結ぶのさえ四苦八苦です。
ナイトゲーム必携アイテムの2強
あって当然なものはライフジャケット。そして更にこれだけは絶対持っていかないといけないもの、ずばりヘッドペンライトです。これがあればかなり危険度を下げる事が出来るんです。次の写真を見てください。ヘッドペンライトありとなし、比べてみましょう。
写真1
写真2
一枚目の写真、ライトなしでは私の足がほとんど見えていないですね。二枚目の写真では目を凝らせばなんとなく見えるけど、何かを持ってるのは、ぱっと見わかりませんよね。こんな状態で仕掛けの交換なんてとてもできません。慣れた熟練者は感覚でできるかもしれませんが、やっぱり釣りしにくくてストレスになりますよね。これを見たらヘッドペンライトが身を守るためにも、楽しく釣りをするためにも必携のアイテムだという事が伝わったと思います。
ヘッペンは意外と高い
こんな重要なアイテムだから欲しい!調べてみたら意外に高い事が分かってもらえると思います。釣りに行く交通費やら食事に道具、餌代と家庭をお持ちの方は「釣りに行く」と中々言い出しにくい時もあるでしょう。「ヘッドペンライト欲しい」なんてもっと言いにくいですよね。釣りに興味がない人からすれば「なんでわざわざ夜に行くのよ」といった所が現実です。(笑)また、ヘッドペンライトの多くは電池式であるため電池の交換費用もかかります。連続点灯で16時間と省エネライトも出てきていますが、できる事なら充電できるタイプがいいですよね。
要は頭にペンがついて見えればいい
極論ですが行きつく先はここなんです。問題は「見えない」事なんです。でも高いから買えない、じゃあどこにでもあるものでヘッドペンライトのパーツを補って作ろう!ということです。多少の費用はかかりますがヘッペンを買うよりコストは抑えられるはずです。ただし「そんなつぎはぎみたいなのイヤだ!スタイリッシュでありたい!」という方はちゃんとした製品を買いましょう。くれぐれも「俺は目がいいから絶対大丈夫!」なんて過信してライトなしで水場に行かないでください。これは絶対です!後悔先に立たずですからね。最悪の事態になれば後悔すらできないんですよ・・・
つぎはぎライトに必要なパーツはとても身近なもの
ではさっそく写真付きで材料のご紹介
クリップ、輪ゴム2本、自転車用USB充電式ライト、以上です。
めちゃくちゃ身近なものでしょ。ライトはなるべく平べったいものを選びましょう。また、電池交換がイヤだという方はUSB充電式を選択しましょう。元々持っている方はラッキーです。そのままそれを使っちゃいましょう。じゃあさっそく次のステップで組み立てていきますよ!
組み立て一分、プラモデルより簡単
テンポよく行きましょう!写真付きで工程説明です。
①ライトにクリップを乗せる(なるべく面積の広い平面)
②クリップを開き輪ゴムを挟み、ボディとクリップを固定する
③2本の輪ゴムをぐるぐるとボディ、クリップ間に巻き付け完全に固定する
④完成
おしまいです。すごく簡単でしょ?ではさっそく帽子に取り付けましょう!
取り付け10秒、ツータッチ
つばにパチッと挟んで
邪魔にならないように顔側の取っ手を倒す
完了です。ほんとに簡単です。仕上がりはこんな感じ。
クリップが付いてるのも見えにくくて結構カッコよく仕上がってませんか?(笑)ちなみにこのライトはUSB充電式なので細かくいうと電気代はかかりますが電池代としてはランニングコスト0円のライトというわけです。
作成時のポイント、まとめ
- ライトは平べったく輪ゴムを巻いてもずれない物を選択
- 余りに大きなライトは重く、かぶっていると前にずれるので小型を選択
- 巻き付け輪ゴムは2本使用し、外れて落ちないように注意
- 完成したら帽子に取り付け点灯テスト(角度調整・取付強度確認等)
- ランニングコストを考えてライトは充電式を選択
このつぎはぎライトは【四季の釣り】のメイン進行を務める伊丹章さんを見て思いついたんです。夜釣りの撮影をする際は必ず帽子のツバにクリップ式ヘッドペンライトを装着されていて、これは作れるのでは!と思ったんです^^
クリップの取り付け方を考えればどんな形状のライトもヘッドペンライト化する事ができるかもしれません。是非一度チャレンジしてみてくださいね。もう一度繰り返しますがライトなしでの夜釣りは本当に危険です。ライフジャケットを着用し、移動時は必ずライトで周囲を照らしてから移動しましょう!それでは安全に楽しい釣りをしてくださいね!